むべ山風を

b0168139_19155024.jpg

ピンク・フロイド[Pink Floyd]
天才少女ケイト・ブッシュを16歳で発掘したのは、ご存知の通り、デイヴ・ギルモアである。シド・バレットなきあとの…というにはあまりにも色が違い過ぎるが(ブルージーなギタリストという点に於いては差異はないかな?)、主力メンバー。
当時、音楽誌に「モデルもやってる♡」とソファに長い脚を投げ出し、甘い笑顔をふりまく写真が出てて、当時、モデルなんて美女のやるもんでしょ?(-"-;)と、かなり違和感あったのを未だに覚えて…
いや、ギルモアがどーのはいいの、どーでもENO★

フロイドの曲は何故かTVと相性が良いらしく、あらゆるシーンに応じて誰もが一度は耳にしたことのあるBGMと化して久しい。中でも頭抜けているのが「One Of These Days」(…邦題、ウロ覚えなんだよぉ〜(T▽T)「吹けよ風、呼べよ嵐」だっけ?)
有名プロレスラーの入場曲に使われて以来、ですよね多分。




でも、フロイドの切り口として、これらの“知られ過ぎた”名曲から入るのは明らかに違うと思うし、冥亭的にはあの辺りはどうしてもブルージー過ぎて、音楽的に馴染み難かった。というか、それもどーでもENO★

フロイドは存在そのものがプログレなんぢやないか?
田舎町からギター1本抱えてロンドンに出て来たものの、並みいるプロには勝てず、以来「毎日8時間の練習を自らに課し」、遂には「師」と敬称で呼ばれるに至ったロバート・フリップ[King Crimson]に代表される、プログレッシヴ・ロック界の「匠の音楽」にあって、フロイドはどちらかいうと、常に情感を曳きずる世界観。それは『原子心母』の牛の乳のように、ほの甘くほの温く、曖昧さと湿気を多分に含む。

pinkfloyd atm《Atom Heart Mother》1970
その背後には、どうしても彼=バレットの存在が隠し切れない、消し切れない。死後もなお、フロイドは「ボクのバンド♪(by Syd Barrett)」とご機嫌に呼び続ける彼を埋葬出来ないまま、ともに征き続けるのだろうなぁ、と勝手ながら思うのだ。嵐と狂気の近い夜には★

[PR]

by tanka_meitey | 2009-09-04 21:19 | 冥亭Rock夜話