古傷に粗塩

金曜の晩。例によって渋谷陽一FMにて濃ゆい洋楽新譜を聴く。いきなりクリスマス・ソングだったんで、番組まちげーたかな?って「こりゃチャリティ?」と思ったら、案の定ボブ・ディランのチャリティ・クリスマス盤だった。米国人はこーでなくちゃ★みたいな。よく耳にするノラ・ジョーンズのは、離婚体験をまんま唄ってるんで、流石の陽一さんもかなり引いてたけど、
そんな流れの中で、とんでもない盤が出ていた。

Nirvana「レディング・フェス Live 1992.8.30」




三度の飯よりロックだった冥亭が、ロックを聴けなくなってしまったのが、実はカート・コバーンの自死の衝撃だったのだ。初のワールドツアーで日本のそれも大阪に来る!ってんで、当時の職場の後輩を誘って残業をぶっちぎり、現地で友人達とも落ち合って。でも、ボロボロのパフォーマンスにもアホな若者ども=青臭いぜ!はバカ盛り上りで、その落差というか酷い現実に打ちのめされた、あの晩から何年も経たないうちに、彼は唐突に居なくなった。確かアイルトン・セナがF1サーキットで落命したのと同じ春だったと記憶しているつもりだが、実際のところ、ライヴに行った年も訃報に接した年も正確には憶えていない。ただ、どっちも「阪神大震災の前」というローカル・カレンダー(?)に依るものなので…

Nirvana(メジャーに乗る前からのファンはニルヴァナと詰めて発音するので、初来日のチケット取る時、初めて「ニルヴァーナ」ちう表記に戸惑った。ひょっとして、別もん…? それぐらいサプライズだったんだよぉ〜(ノ△T)の写真集をクリスマス・プレゼントに♪と言うてくれた友人も居たが、有難くもそれだけは止めておくれと、本当に心が裂ける想いで断った。以来、残りのメンバーが奮起して結成したバンド「Foe Fighters」も聴けず、いやラジオでは聴いた、すごく良かったけど盤を求める事もなく、数年間、Nirvanaそのものを封印したのだった。そのうち震災が来て、たまたまその年の秋に初めてゲーム機を購入し、元々が独り遊びっ子だったもんでずっぽりハマり、ますますロックの彼岸から遠離ってしまった。

・・・そんなあんながどばっと噴き出すような、それこそ古傷に粗塩を不意打ちされたような、紛れもなくあの破滅的なエナジー全開サウンドでありました。
(Lithium なんて万の客が合唱だぜぇ〜(-"-;))
CDとDVD両方ともすごく良い出来だそうだが、勿論買わんからな!

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by tanka_meitey | 2009-12-06 18:17 | 冥亭Rock夜話