薔薇なり百合なり

今年も競馬は有馬記念で締め。香港G1で「黄金旅程」と名付けられたステイゴールドを父に持つドリームジャーニーが、父を遥かに凌ぐ宝塚と同年連覇の偉業を成し遂げた。ステイのファンだった冥亭は感無量である。よって「夢幻旅程」の名をこの伜に与えよう★
その前週。2才牡馬の王子様戦にて「薔薇一族の悲願」が達成されたという。その重責を負ったのはローズキングダム。母・ローズバド、その母・ロゼカラー、近親にローゼンクロイツ…かなりの強者だった。
デビュー以来、3戦負けなし。確かに強かった。しかし、その一日、ひたすら「薔薇一族」を耳にしていた為か「一が抜けたら大違いやな…」と密かに北叟笑みしていたのは、冥亭だけではありますまい★

決闘の刻におくれし騎士とその牝馬に贈る蔓薔薇の鞭

ひる眠る水夫のために少年がそのまくらべにかざる花合歓

ダマスクス生れの火夫がひと夜ねてかへる港の百合科植物

かの國に雨けむる朝、わが胸のふかき死海に浮くあかき百合

てのひらの傷いたみつつ裏切りの季節にひらく十字科の花
  塚本邦雄『水葬物語』

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by tanka_meitey | 2009-12-28 18:55 | 喫歌室